エステ市場

エステサロンの市場規模はどれくらいの規模かご存知でしょうか。矢野経済研究所の統計では、2018年のエステサロンの市場規模は3,587億円で、前年度比100.2%と推定されています。
これらの要因として考えられるのが、エステサロンに通う人口の頭打ち、美容家電の品質向上、自宅で行うセルフメンテナンスケアの意識が向上したことなどがあげられます。
以前のようにエステサロンに通わないと出来なかったようなケアが、自宅にいても出来るように美容家電が豊富に作られ、化粧品や美容商品なども自宅で出来るような商品が数多く販売されています。

ただし、脱毛のように脱毛エステサロンに通わないとうまく出来ないような市場については低価格でおこなえるチェーン店を中心に市場規模は拡大しています。
エステサロンを運営する多くの企業は不採算に陥った店舗などは直ぐに整理・投稿して既存店舗の収益強化を重視するような事業を継続して展開しています。

これらの背景には人員が不足していることや周辺店舗の競争、流通している美容製品や化粧品などとの競合が激化、若い世代のアプローチ不足(新規開拓が不調)や客離れが背景にあります。例えば集客の見込める大手百貨店やショッピングセンター(ショッピングモール)、ホテルなどに店舗を新しく出す一方で、既存店舗はリニューアルを積極的に進め、より条件のいい立地への移転なども進めています。

今後の将来的な展望としては今までのように施術だけをメインに顧客対応しているとどうしても売上は鈍化してしまいます。
そこで美容・健康商品や機器などの販売を促進していかないと収益拡大にはつながらないでしょう。