アヴィヤンガ

この施術法は、インドエステの全身マッサージと考えてもらうといいでしょう。
基本的にごま油を使って行われます。このごま油には、体にたまっている毒素(インドエステではアーマといいます)を発汗させることによって排出させる効果があるといわれいます。そのため、アヴィヤンガをすることでむくみの解消が期待できます。
アヴィヤンガは、エステティシャンが2人で同時にマッサージを行います。
これはアヴィヤンガは左右対称に同時並行でマッサージを行う必要があるためです。
そして、頭のてっぺんから足のつま先まで文字通り全身にマッサージを行っていきます。
2人の人に同時に施術を受けることができるので、ちょっとした贅沢な気分を味わえるかもしれません。
また、ごま油には、一種のアロマ効果があるのではないかといわれています。
ですからマッサージによる効果に加えて、一種のにおいをかぐことによるリラクゼーション効果もあるのではないかといわれています。

シローダーラ

インドエステの施術法の一種にシローダーラというものがあります。これは、日本語では「脳内マッサージ」という意味ですので精神的にリフレッシュさせる効果が期待できます。
この施術法は、テント状になっているサウナ場に入るのです。このサウナの中には10種類のハーブが用意されていて、このハーブをテントの中では蒸された状態でセットされています。
この施術法ではサウナですから、肌からハーブのエッセンスを吸収することができます。
実は肌からハーブのエッセンスを吸収することで、鼻炎や花粉症をはじめとしたアレルギーや冷え性を改善することができるのではないかといわれています。
また、ハーブにはリラクゼーション効果もあります。具体的には、ストレスによる不眠症や頭痛、眼精疲労、抜け毛の症状に改善が見られます。
ですから、このシローダーラでは、男性の悩みである抜け毛に効果があるということで、男の人も施術を受けることが少なくないといわれています。

カティバスティー

インドエステの施術法の一つにカティバスティーというものがあります。
このカティバスティは一種のトリートメントを行います。そしてこの施術法は腰に対して行われますので、施術中はうつぶせになります。
まず、腰の部分に練った小麦粉を乗せていきます。その小麦粉をちょうど、腰を中心として円状に乗せていきます。これは、小麦粉によって土手を作っていくためです。
そして練った小麦粉で土手を作ったら、今度はオイルをその土手の内側に流し込んでいきます。
このオイルは温められていますので、ほかほかとします。この施術法は、腰に対して行われますので腰を中心とした症状に効果があるといわれているので、腰痛持ちの人にはお勧めの施術です。
また婦人病の代表的な症状のひとつである生理痛にも効果があるといわれています。
さらに温められたオイルを上に乗せるため、温熱効果があるといわれています。このため、冷え性に対しても効果があるといわれています。

ネトラタルパナ

インドエステの施術法の一つにネトラタルパナという施術法があります。この施術対象は目です。
目というのは施術を間違うと重大な結果となるため、あまり施術が行われない部位です。
エステで人気の施術法の一つに脱毛がありますが、この脱毛についても、一部の施術法を除くと、目の周りはリスクが大きいため、行われることはない部位だといわれています。
まず、仰向けに寝ます。そして、目の周りに練った小麦粉をのせていきます。
この部分までは、腰に対する施術法であるカティバスティという施術法と一緒です。 この練った小麦粉を乗せるときですが、非常にユニークな乗せ方をします。ちょうど、眉間の辺りで小麦粉を8の字にクロスさせるような感じでのせていきます。
ちょうど、夏に水泳をするときに使うちょっと大きめの水中メガネをつけたような感じに傍目からは見えます。
この小麦粉で土手を作ったら、今度は「ギー」というオイルの一種を土手の中央に乗せていきます。
このギーは温められていますので、美容室などに行って温められたタオルを乗せているような感じで快適に感じます。
そして目のあたりにオイルを流し込んでいきますから、目に関連する諸症状に効果があるといわれています。 具体的には、目の使いすぎに伴う眼精疲労や今若者の間で増えてきているドライアイにも効果があるといわれています。